「佐賀で亡くなった故人を、故郷の岩手(盛岡)へ連れて帰りたい」 「遠方での急逝で、どう動けばいいか分からない」

長距離のご遺体搬送には、陸路だけでなく「空輸(飛行機)」を組み合わせた高度な連携が必要です。
本記事では、佐賀〜福岡空港〜羽田空港〜盛岡という具体的なルートを例に、専門業者が行う「二次搬送」の全貌を詳しく解説します。

ご遺体の「二次搬送」とは?

通常、亡くなった場所から葬儀場までの移動を「搬送」と言いますが、今回のようなケースは連携二次搬送と呼ばれます。

  • 一次搬送: 亡くなった場所(佐賀の病院等)から、現地の安置所への一時的な移動。
  • 空輸: 福岡空港から羽田空港までの飛行機移動。
  • 二次搬送: 羽田空港でご遺体を引き取り、最終目的地(盛岡)のご自宅や葬儀場までお運びすること。

当社は、このうち「羽田空港での引き取りから盛岡への長距離陸送」という、最も体力を要する最終搬送を行います。

佐賀から盛岡へ。リレー形式の連携フロー

遠距離搬送は、地域の垣根を越えた業者間のスムーズなバトンタッチが鍵となります。

① 佐賀〜福岡空港(現地提携業者)※陸送

佐賀県の病院や警察署へ、現地の提携業者がお迎えに上がります。
空輸には専用の「航空用棺」への納棺や、防腐基本処置を行います。

② 福岡〜羽田(ANA又はJAL)※空輸

福岡空港発、羽田空港着のANAまたはJALの便を利用します。
ご遺体は「貨物」としてではなく、尊厳を持って丁重に扱われますが、航空券の予約(貨物枠)や死亡診断書の提出など、複雑な手続きはすべて現地業者が代行します。

羽田空港の貨物ターミナルにて、当社がご遺体を引き取ります。
ここから盛岡までは約500km以上の長距離陸送となります。

空輸と二次搬送にかかる費用相場

長距離搬送は、通常の搬送に比べて費用が積み重なります。事前に内訳を把握しておくことが重要です。

項目内容費用の目安
現地搬送・手続き佐賀〜福岡空港、航空便予約、納棺10万円 〜 20万円
航空運賃福岡〜羽田(ご遺体の重量により変動)5万円 〜 10万円
空港引き取り・二次搬送羽田空港〜盛岡(高速代・深夜料金含む)20万円 〜 30万円

ポイント
合計で35万円〜60万円ほどかかるケースが多いですが、これには「専門車両運賃」「燃料費」「高速代」が含まれます。

なぜ「空輸+二次搬送」が選ばれるのか?

佐賀から盛岡まで全行程を陸路(寝台車)で行くと、1,300km以上の移動となり、丸1日以上かかります。

  1. ご遺体の負担軽減: 長時間の移動によるご遺体の状態変化を最小限に抑えられます。
  2. 時間の短縮: 空輸を挟むことで、翌日には盛岡でのご安置が可能になります。
  3. トータルコスト: 全行程陸路の場合、ドライバーの交代要員や宿泊費などで、結果的に空輸併用の方が安くなるケースもあります。

ご遺族が準備しておくべきもの

羽田空港で当社がスムーズに引き取りを行うために、以下の準備をお願いしています。

  • 死亡診断書(死体検案書)のコピー
    空輸の際、航空会社へ提出が必要です。引き取り時にも確認いたします。
  • 盛岡での安置場所の確定
    羽田到着後、ノンストップで盛岡へ向かいますので、あらかじめ受け入れ先を決めていただく必要があります。

まとめ:遠方からの「おかえり」を全力でサポートします

佐賀で亡くなり、福岡から羽田、そして盛岡へ。
この壮大な移動は、ご遺族にとって大きな不安を伴うものです。
当社は羽田空港という日本の玄関口で、大切な故人様を責任を持ってお預かりし、東北の地まで安全に、そして迅速にお送りいたします。