長距離のご遺体搬送と、ドライバーの休憩の話

いよいよ、年末になってきましたね。
令和7年もあと2日で終わってしまいます。
本年も、日本全国津々浦々走りました。

本年の最長距離のご遺体搬送は、青森県まででした。
ここ数年、800kmを超える長距離搬送では空輸が主流となっているため、それ以上の距離を陸送で走ることはほとんどありません。
以前は1,000km以上を陸路で走ることも珍しくなかったですね。

よく皆さまから聞かれる質問があります。
それは――
「そんな長距離を運転して、眠くならないのですか?」というものです。

結論から申し上げますと、搬送中はほとんど眠くなりません。
到着するまでは常に気が張っているからだと思います。

ただし、任務を終えた帰路では一気に眠気が出てきます。
その際に私が実践しているのが「15分睡眠」です。
1~2時間まとめて寝ても、15分だけ寝ても、目覚めたときのスッキリ感はほとんど変わりません。
むしろ長く寝てしまうと、体が重くなり逆に疲れてしまうこともあります。

そのため、15分程度の仮眠を複数回に分け、こまめに休憩を取りながら運転しています。

私たち長距離ドライバーの距離感覚は少し独特で、
500kmまでは「通常の距離」、700kmを超えてようやく「そこそこの長距離」という感覚です。

運転の際は、できるだけ一定の速度を保つことを心がけています。
速度にムラがあると疲労が増し、事故のリスクも高まります。
トラックの流れに合わせて走るのが、最も安全で体への負担も少ないのです。
実際、スピードを出しても到着時間が1時間以上変わることはほとんどありません。

また、到着予定時刻・渋滞情報・道路状況は常に確認し、休憩のたびに最新情報をチェックしています。
状況によっては、迂回路も含めて柔軟に判断しながら運行します。

これからの冬季は、大雪による通行止めや交通規制が頻繁に発生するため、特に注意が必要な時期です。
そうしたリスクもすべて考慮したうえで運行計画を立てております。

ご家族の皆さまには、どうぞ安心してお任せいただければ幸いです。