こんにちは。代表の佐伯です。

最近は朝晩の冷え込みが厳しいですが、皆様いかがお過ごしでしょうか。

さて、前回お話しした通り、21歳で「右も左もわからない」まま葬儀の世界に飛び込んだ私。

当時は「葬儀社」というスマートな呼び方より、「ザ・葬儀屋」という言葉がしっくりくる、職人気質な雰囲気の時代でした。

教科書は「現場」と「分厚い古本」

今の時代なら丁寧な接客マニュアルがあるのでしょうが、当時は当然そんなものは存在しません。基本は「見て覚えろ」の世界。

ただ、先輩や上司はとても優しく、仕事がない時間は自由に過ごさせてくれました。

そこで私が何をしていたかというと……

事務所の隅にあった、各宗派の分厚〜い本をひたすら読み耽っていました。

歴史の教科書よりもずっとディープで専門的な内容です。完全読破に数ヶ月かかりましたが、これが意外と面白い!

(……まあ、細かい内容はだいぶ忘れてしまいましたが(笑))

「失敗が許されない」からこその、しつこい確認

現場に出れば、覚えることは山のようにありました。

• 白木祭壇の複雑な設営

• ご遺体の処置や寝台車の運転

• 参列者の心を動かす司会進行

仕事を覚える一番の近道は、やはり現場。

先輩の所作や言葉選びを一言も漏らさぬよう、必死にメモを取りました。

葬儀はやり直しがきかない、一度きりの儀式です。

だからこそ、「確認、確認、また確認!」としつこいくらい徹底する。

この下積み時代に叩き込まれた「裏方としての覚悟」が、32年経った今の私の背骨になっています。

……さて、次回はそんな「下積み時代に経験した具体的なお仕事」についてお話ししようと思います。

それでは、また次回お会いしましょう!