皆さま、こんにちは。 私たち葬儀やご遺体搬送に携わる人間は、日々「時間との勝負」の中で仕事をしています。

移動ルートの状況を確認し、到着までの時間を頭の中で何度もシミュレーションする――。 これって私だけの癖でしょうか??(笑)

ご搬送のご依頼をいただくと、私たちはすぐにお迎えの寝台車を走らせます。
その際、あらかじめおおよその到着時間をご家族にお伝えするのですが、時間帯によっては道路が渋滞することもあるため、少し余裕を持ったお時間をお伝えするようにしています。

到着までのこの時間は、ご家族にとっても大切な時間です。
故郷のご親戚や地元の葬儀社さんに連絡を入れ、大まかな準備を進めることができるからです。

忙しい看護師さんをお待たせしない!病院での素早く確実な打ち合わせ

病院に到着すると、すぐにストレッチャー(搬送用のベッド)を降ろし、霊安室や病室へと向かいます。ご家族にご挨拶をさせていただいたら、そこからがプロとしての腕の見せ所です。

こうした重要事項の打ち合わせを、簡潔に、かつ確実に行います。
その時間、わずか「およそ5分間」ほど……!

なぜそれほど素早く行うのかというと、看護師さんやお医者さんは非常にお忙しいからです。
私たち葬儀屋の説明で医療スタッフの手を止めさせたり、待たせたりするわけにはいきません。

ただし、ここで一番気をつけなければいけないのが、「急ぐあまりにご家族に不安を与えてはいけない」ということです。
動転されているご家族の気持ちにしっかり寄り添いながら、要点だけを分かりやすく丁寧にお伝えする。
この「スピードと安心感のバランス」がとても重要なのです。

長距離搬送だからこそ。「最初の打ち合わせ」に経験が出る理由

ご家族に当社の書類へ必要事項をご記入いただいている間に、看護師さんにもお手伝いいただきながら、故人様を優しくストレッチャーへと移します。
そして死亡診断書のコピーを1部お預かりし、寝台車にお乗せしたら、いよいよ出発です。

地元の葬儀のご依頼であればここまでスピードを意識しなくても大丈夫なのですが、これが「長距離搬送」となると話は別です。

病院を出発してしまうと、目的地(何百キロも離れた故郷など)に到着するまでの数時間〜十数時間、ご家族と直接お会いして話す機会がなくなってしまいます。
だからこそ、出発前の最初の打ち合わせがものすごく大切になってくるのです。

一見するとシンプルな流れに見えますが、ご家族の状況を見極め、関係各所へ配慮しながら瞬時に判断していくには、どうしてもある程度の「現場経験」が必要になります。

簡単そうに見えて、実はとても深いこの世界。
ご家族に心から安心してもらうために、まずは「お約束した時間をしっかり守る」という基本を大切に、プロとして当たり前のことを徹底しています。

「はるかの寝台車」は、今日も大切な想いと故人様を乗せて、安全運転で全国を走っています!