こんにちは、はるかの遺体搬送の佐伯です。

東京や神奈川など関東圏から石川県(金沢市・小松市・七尾市など)へのご遺体搬送は、移動距離にして約450~500km、所要時間は約6~8時間におよぶ長距離の行程となります。

北陸地方への搬送を考える際、飛行機(空輸)をイメージされる方も多いかもしれませんが、実はスケジュール管理やお身体の保全、トータルの費用負担を考慮すると、寝台車による陸路搬送(陸送)が最も合理的で最適な手段となります。
30年の現場経験をもとに、安全な運行ルートの選び方や、到着先でのスムーズな受け入れ態勢の整え方、費用相場を詳しく解説します。

1. 当日の気象と道路状況で見極める「2大運行ルート」

関東から石川県を目指す際、当社ではその日の天候や渋滞、特に冬季の積雪状況をリアルタイムに監視し、主に2つのルートを柔軟に使い分けて安全に運行いたします。

  • 【ルート①:中央道・上信越道・北陸道まわり】(基本ルート)
    都心を出発し、中央自動車道から長野を経由して上信越自動車道、そして北陸自動車道へと繋ぐルートです。
    季節を通じて最も道路の対流が安定しており、通常はこの最短経路を選択してお連れいたします。
  • 【ルート②:新東名・東海北陸道まわり】(冬季・迂回ルート)
    新東名高速道路を西に進み、岐阜県から東海北陸自動車道を北上して石川県へとアプローチするルートです。
    ルート①のエリアで激しい降雪や路面凍結、チェーン規制、あるいは事故渋滞などが発生している場合、こちらのルートへ臨機応変に迂回することで、安全かつ確実な時間通りにご帰郷することが可能となります。

道中は長旅となりますので、合計2~3回の休憩を必ず挟みます。
この時間はドライバーの休息だけでなく、「故人様のお身体の状態チェック(ドライアイスの保冷効果の確認等)」を行うための極めて重要な時間です。

2. 空輸よりも「寝台車による陸路搬送」が圧倒的に最適な理由

石川県には小松空港があり、羽田からの空輸もシステム上は可能です。
しかし、当社では石川へのご搬送においては、最初から寝台車でお連れする陸路搬送を強くお勧めしております。

  • 総額費用とご家族の手間(経済的・精神的負担の軽減)
    飛行機でお連れする場合、一見すると早く着くように思えますが、飛行機の貨物手続きや空輸専用の納棺処置代がかかるだけでなく、「小松空港まで故人様を寝台車で迎えに来てくれる現地の葬儀社様」を臨機応変に手配しなければなりません。
    お疲れの中で遠方の葬儀社様を探してやり取りする手間は想像以上に大きく、さらに現地葬儀社様への「空港引き取り費用(二次搬送費)」が別途発生するため、総額で見ると陸路の方が安価に抑えられるケースがほとんどです。
    出発地から到着先まで、1台の寝台車でダイレクトにお連れできる陸送こそが、ご家族の負担を最も軽減できる手段となります。

3. 石川県への搬送費用目安と「事前納棺」の重要性

当社では、走行距離や諸条件に応じた明確なお見積もりを事前に提示し、不透明な追加料金を一切排除した明朗会計を徹底しております。

  • 寝台車搬送費用の目安: 22万~25万円前後
    ※基本料金、走行距離に応じた運賃、長距離専用の各種処置、お棺代などがすべて含まれた金額です。到着先の正確な住所によって変動いたします。
  • 実費交通費(高速道路代金)
    片道分 約10,000円~15,000円
  • 安心のための「事前納棺」
    500km近い長距離運行となるため、お身体の安全を第一に考え、「事前のご納棺」をご家族にお願いしております。
    お棺にお納めすることは、移動による揺れや衝撃から故人様のお身体を物理的に守るために必須です。さらに、ドライアイスの保冷効果を最大限に密閉して発揮させることができるため、お身体の状態を完璧に保ったまま安心して搬送することが可能になります。
    そのため、現地の葬儀社様へ事前に連絡を入れられる際は、「関東の専門業者で、すでにお棺に納棺を済ませた状態で向かっている」という旨を予めお伝えしておいていただけますと、到着後の引き継ぎが非常にスムーズになります。

4. 到着先がご自宅の場合の準備と「慌てない葬儀社選び」

ご遺体をご自宅(住み慣れた我が家)へお連れする場合、寝台車が到着する前に、ご家族の皆様で以下の受け入れ準備を整えておいていただけますと幸いです。

  • お部屋の準備
    お棺の移動ルートを考慮し、できるだけ「1階のお部屋」をお片付けのうえ、ご準備ください。
  • お棺を安置する場所の工夫
    もし地元の葬儀社様がすでに決まっている場合は、事前にお願いして、お棺を乗せるための専用の台(棺台)を自宅に搬送・設置しておいてもらうとスムーズです。
    【もし葬儀社様が決まっていない場合】
    まだ葬儀社様が決まっていなくても全く心配いりません。
    その場合は、お部屋に「座布団を2枚」並べてご準備ください。
    当社のスタッフが、その座布団の上に大切にお棺をご安置させていただきます。
  • 葬儀社選びは「落ち着いてから」で大丈夫
    無事にご自宅へのご安置が完了したら、葬儀社様選びを慌ててその場で決める必要は決してありません。
    長距離の移動でお疲れのご家族の皆様が、少し身体を休め、心を落ち着かせてからじっくりと探しても十分に間に合います。
    石川県内では、地域のつながりや風習に深く精通している「地元の老舗葬儀社様」に依頼される方がとても多いです。
    もしどこに頼めばいいか迷われた場合は、現地の親戚の方に相談して紹介してもらうのが、最も確実で後悔のない安心な方法です。

5. ご家族の負担を減らす「お迎え時間」と「役割分担」のすすめ

当社では、ご遺族様のスケジュールや現地の受け入れ準備に合わせて、出発時間の調整を柔軟に行っております。

  • 当日中に石川県へ到着したい場合
    関東(病院や施設)でのお迎え・お引き取りが「午後2時まで」に可能であれば、その日の夜のうちに石川県の到着先へとお連れすることができます。
  • 翌日のお昼頃の到着を希望される場合
    午後2時を過ぎてからのお引き取りとなる場合や、現地の準備を整えてから迎えたいという場合は、「翌日のお昼頃」に到着するスケジュールがお勧めです。
    その場合は、出発時間まで当社の安置室(無料)にて故人様を大切にお預かりさせていただきますので、費用面も含めてご安心ください。
  • ご家族内の役割分担
    代表者様お一人がすべてを抱え込むと、精神的にも体力的にも参ってしまいます。
    ご家族の皆様は、寝台車よりも先に新幹線(北陸新幹線など)や自家用車等で一足早くご郷里へ戻っていただき、「お部屋のお掃除をする人」「地元の親戚や葬儀社へ連絡を入れる人」というように、ご家族内で役割を分担して受け入れ体制を整えていただくことで、代表者様の負担を大きく軽減させることができます。

🌸 ご利用いただいたご家族からの一言

以前、東京の病院から金沢市のご自宅までご搬送をお任せいただいたご遺族様より、このような温かいお言葉をいただきました。

「突然のことで頭が真っ白になり、金沢の実家までどうやって連れて帰ればいいのか途方に暮れていました。
佐伯さんに相談し、『飛行機よりも寝台車の方が、ダイレクトに自宅の和室までお連れできるから安心ですよ』と言っていただき、すべてをお任せしました。
夜通しの運転にもかかわらず、自宅に着いた際、佐伯さんが丁寧に座布団の上にお棺を安置してくださり、体に触れて『しっかり冷えていますから、お葬式まで何も心配いりませんよ』と言って握手してくれた時、涙が止まりませんでした。
慌てて変な葬儀社に頼むことなく、翌日、親戚に相談して地元の馴染みの葬儀社さんをゆっくり決めることができました。
最後まで故人の尊厳を守って真っ直ぐ家に連れて帰ってくださり、本当に感謝しかありません。」(石川県金沢市・T様より)

💡 豊富な長距離実績を持つ当社にお任せください

東京から石川県までは決して短い道のりではありません。
だからこそ、ルートの選定や、移動中の徹底した温度管理、お身体の保全ノウハウが不可欠となります。

私たち「はるかの遺体搬送」は、白山の美しい山並みや、能登・加賀の懐かしい風土が広がる大切な故郷の地まで、故人様を最も安全な陸路で、真心を込めてお送りいたします。
まずはどのような些細なことでも、私、佐伯にご相談ください。