こんにちは、はるかの遺体搬送の佐伯です。
大島や神津島、八丈島といった「伊豆諸島」へ、大切な故人様を連れて帰りたい——。島にルーツを持つご家族から、このようなご相談をいただくことが多くあります。
島へのご遺体搬送は、一般的な陸路や空輸とは異なり、「東海汽船の大型客船」を利用した特殊な搬送となります。
当社では数多くの島しょ部への搬送をお手伝いしてきた実績をもとに、竹芝桟橋からの乗船の流れ、費用、失敗しないための注意点を詳しく解説いたします。
1. 「はるかの遺体搬送」がお手伝いできる範囲と船室の予約
船を利用した搬送の場合、当社の寝台車が船に乗り込んで島まで行くわけではありません。
- 当社のサポート範囲
関東の病院等からお迎えに上がり、港(竹芝桟橋)での手続きを経て、船内の指定された船室にご遺体(お棺)をご安置するまでが当社の役割となります。
島に到着した後の下船や現地での移動は、島の葬儀社様や受け入れ業者様にお願いする形となります。 - 船室(お部屋)の予約について
故人様の乗船予約は、当社またはご家族で行うことが可能です(故人様分の船代は受付時にお支払いいただきます)。
ご家族の乗船券は各自でご予約をお願いいたします。 - 故人様と同室になれる?
船室は個室や大部屋などがあり、東海汽船側と調整します。
例えば、ご家族10名様ほどで乗船される場合、大部屋を貸し切り状態にして故人様と同室にするプランも、運行会社の判断によっては可能です。
ただ、多くは「故人様は個室、ご家族は各自の船室」に分かれるケースが一般的です。もちろん航行中は、故人様のお部屋へ自由に出入りして付き添うことができますのでご安心ください。
2. 竹芝桟橋でのスケジュールとお見切りの時間
大型船は基本的に夜22時に出航します。それに合わせたタイムラインです。
- 20:00(出航2時間前)
竹芝桟橋客船ターミナルのロビーに集合。
当社スタッフが受付にて乗船手続きを代行いたします。 - 出発前のご面会(40〜60分間)
出航までの待ち時間、ターミナルの指定場所にて、寝台車の車内でお棺とのご面会が可能です。
「島までは行けないけれど、最後のお別れだけはしたい」という東京近郊のご親戚やご友人は、このタイミングでしっかりとお見送り(40〜60分ほど)をしていただけます。 - 優先乗船
一般の乗客の皆様が乗船される前に、東海汽船のスタッフの案内のもと、故人様とご家族が先に対象船舶へとご案内されます。
当社の寝台車を大型船に横づけし、ストレッチャーにお乗せした状態で艦橋(タラップ)を渡って船内へ。
そこからスタッフの手でお部屋へと丁寧にご安置いたします。

3. 島しょ部ならではの「運行リスク」と引き返し時の万全な保証
島への搬送で最も気をつけなければならないのが、天候悪化による「条件付き運行(波が高く着岸できなければ、そのまま東京へ引き返すリスク)」です。
- お身体のケア(ドライアイスの計算)
万が一、海の状況が悪く島に着陸できずに竹芝へ引き返すことになった場合でも、故人様のお身体に影響が出ないよう、当社ではあらかじめ往復分の時間を計算し、ドライアイスを通常より多めにお入れして万全のケアを整えています。 - 【重要】引き返しとなった場合の当社の対応プラン(追加料金不要)
もし着岸できずに船が竹芝桟橋へ引き返しとなってしまった場合も、どうぞご安心ください。
船の到着に合わせて当社の寝台車が竹芝桟橋まで再びお迎えに上がります。故人様を一度お引き取りし、当社の安置室へ丁寧にお連れした上で、次の就航日まで大切にお預かりいたします。
この際のお迎え費用や、次の出航までの安置料、ドライアイスの追加料金などは一切不要(無料)です。
ご家族に余計な金銭的・心理的負担は取らせません。 - 当日乗船のタイムリミット
お急ぎの場合、当日の午後14時までに関東の病院等でお身体をお引き取りできれば、その日の夜22時の便に間に合わせることが可能です。 - 予約が取れないハイシーズンの無料預かり
GWや夏休み、年末年始などの繁忙期は、船室の予約が数日先まで埋まってしまっていることがあります。
その場合も、出航日まで当社の安置室にて故人様を無料でお預かりいたします。
もちろんドライアイス等の追加料金はかかりません。
東海汽船側の都合で竹芝桟橋からの大型船が出航できない場合、ごく稀なケースですが、熱海港からのジェット船(高速船)を利用した搬送ルートへの振り替え等も柔軟に対応しております。

💡 八丈島への搬送は「空輸(飛行機)」も選択肢に
伊豆諸島の中でも、南に位置する「八丈島」へお連れする場合は、羽田空港からの空輸搬送も可能です。
ただし、朝一番の初便は全日空(ANA)の貨物枠の予約が非常に取りづらいため、当社では原則として「第2便以降」のフライトを手配させていただいております。
海の天気や独特の乗船ルール、そして「引き返し」の不安など、島へのご遺体搬送はご家族だけでは判断がつかないことばかりだと思います。
私たち「はるかの遺体搬送」は、伊豆諸島への豊かな搬送実績をもとに、東海汽船様ともスムーズな連携を取りながら、どのような事態が起きても大切な故人様を生まれ育った故郷の島へと確実にお送りいたします。
地元の島へ連れて帰りたいという強い想い、ぜひ私、佐伯にお聞かせください。
トラブル時の保証も含め、真心を込めてサポートさせていただきます。